ミシュランガイド東京で2019年より2年連続で掲載されているレストランに行ってきました。
実は今回で2度目の訪問。
自宅からの距離もあり、頻繁には行けないお店ですがこれからも是非伺いたいと思うレストランを紹介します。
こちらでは、フランスで修行していたというオーナーシェフの作る料理を堪能していただきたい。
お店は麻布十番駅より徒歩7分ほど。
鮮やかなオレンジのパティスリーの上、2階にひっそりとかまえています。
そこに看板とメニューは出ているものの、うっかり通り過ぎてしまいそうなほど謙虚な店構え。
しかしながら、階段を上り店内へ入るとなぜか懐かしくなるような暖かいフランスのビストロが待っています。
壁には手書きのメッセージ。
ランチのメニュー構成はポタージュ、前菜、主菜、デザート。
コースで2,800円(税別)
ミシュラン掲載店でこの価格は非常にお安いと思います。
ましてはここ、麻布十番ですからね。
+500円でポタージュを前菜に変更することもでき、我々は前菜2種に変更しました。
まず最初に出てきたのはカンパチのカルパチョ。
とっても新鮮なカンパチの上にはシャキシャキの野菜がたっぷり。
ソースはバジルソースと白ワインビネガーの2種類。
脂ののったカンパチによく合うサッパリとしたソースです。
暖かくリベイクされたフランスパンも一緒に頂きます。
続いて前菜2品目
私が選んだのは豚のリエットと鶏レバーのムース
フランスパンに合う。
しつこすぎない濃厚さと甘みでパンが進みます。
お手製のピクルスの酸味が丁度よく濃厚なリエット・ムースとよく合います。
これは赤ワインでも、辛口白ワインでもイケる1品です。
お酒が飲めない事情があったのが悔やまれます。
一方、主人はエスカルゴをチョイス。
こちらはアツアツでガーリックたっぷりのソースがまたフランスパンによく合います。
主菜はそれぞれ大山鶏のパン粉焼きとシェフのスペシャリテ、鴨モモ肉コンフィのカスレ。
大山鶏のパン粉焼きはオーソドックスなお味。
量も丁度よく美味しくいただきました。
カスレの方はナツメ社より出版されている『ビストロメニュー・バイブル』の表紙にも起用されている逸品。
こちらはコース料理に1,500円プラスとなりますが、
シェフのスペシャリテということで頼まずにはいられませんでした。
カスレとは、インゲン豆とお肉、野菜を合わせてオーブンでアツアツに仕上げたフランスの伝統料理とのこと。
フランス料理と言っても郷土料理とのことで気取った感じではなく、
お店の雰囲気に合う暖かい料理でした。
正直、量がとても多く、シェアして食べて丁度いいぐらいでした。
最後はクレームダンジュをデザートに。
フワッフワのチーズデザートです。
こちらも軽いのに濃厚で締めにぴったりでした。
途中、常連のお客さんが飛び込みで来ていましたが、休日ということもあってか
予約で満席。
私たちの来店後も絶えずお客さんがいらしていて、みなさんリピートしている様子。
ミシュラン掲載ながら、地域に愛されているお店と実感しました。
料理・雰囲気共にワインがぴったりなところも魅力的。
次回訪問の際には、料理にあうワインをオーダーし、楽しみたいと新たな課題ができた訪問となりました。
〜〜おまけ〜〜
せっかく麻布十番まで来たので、お土産にシュークリームを。
ほっぷしゅーくりーむにて
パリパリの生地の中にクリーミーなクリームがたっぷりで美味でした。